歯に色や歯並びは口元の印象を大きく変えると言われています。
日本人は歯に黄色味がかかっているので、歯の色が気になる方も多いのではないでしょうか。
ご自分の本来の白さを取り戻したり、白さアップをしたりすると顔の印象も変わってきます。
ただ、本来の白さを取り戻す方法と歯の色を白くする方法は違います。
そこで、今回は歯の白さを手に入れる方法についてご紹介します。
【本来の白さを取り戻すクリーニング】
本来の白さを取り戻すクリーニングは、歯のプラーク・着色・歯石を取り除くことです。
プラークは2~3日で徐々に固くなっていき、やがて歯石になります。
歯石になってしまうと歯磨きだけでは落とすことができず、歯科医院で除去する必要があります。
歯石が着いたままになっていると、ざらざらしているので、その上に汚れがつきやすく、むし歯や歯周病の原因につながるので早めの除去が大切です。
また、歯石だけでなく、歯についた着色汚れも除去できるので、くすみが取れて歯本来の白さを取り戻すことができます。
ただし、歯の色を白くできるわけではないので、歯の色を白くしたい場合にはホワイトニングが必要です。
【歯の色を白くできるホワイトニング】
ホワイトニングはホワイトニングジェルを反応させて、歯の色自体を白くする方法です。
歯科医院で行うオフィスホワイトニングは1度で白さを実感しやすく、ご自分で行う手間がありません。
一方ホームホワイトニングは、患者さまにぴったり合ったオーダーメイドの透明のマウスピースを製作してその中にホワイトニングジェルを入れてはめるだけでホワイトニングができます。
歯科医院で行うホワイトニングに比べると濃度が低いので、白くなるまで時間がかかりますが、その分後戻りしにくい特徴があります。
また、透明で目立ちにくいマウスピースなので、ご自分の好きな場所ですきなタイミングでホワイトニングを行うことが可能です。
ホワイトニングは効果に個人差があるので白くなるまでにかかる回数や白さが異なります。
そのため、結婚式や就職など目標になる日程が決まっている場合には開始するタイミングが大切です。
オフィスホワイトニングであれば2~3回で希望の白さになる方が多く、ホームホワイトニングは2週間~1ヶ月で希望の白さになる方が多いです。
この期間は目安の期間ですが、どの程度白くしたいか、いつまでにしろくしたいかによってホワイトニングの計画が変わります。
患者さまのご希望に合ったご提案をさせていただきますので、目標になる日がある方は少し時間に余裕を持ってホワイトニングの相談をされることをおすすめします。
【白い歯の被せ物】
歯を白くする、歯並びが気になる部分に白い被せ物をする方法もあります。
歯の色を自由に決めることは出来ますし、ある程度形もご希望を考慮できますが、歯を削る必要があります。
被せ物もいくつか種類があり、全体的な被せ物と歯の表面に付け爪のように貼り付けるタイプのラミネートベニアがあります。
全体的な被せ物は歯を削る量が多いので、治療をスタートする前によく相談しましょう。
【まとめ】
歯を削らずに負担をかけない方法はクリーニングとホワイトニングです。
クリーニングは歯の色は変えることができませんが、歯本来の白さを取り戻せます。
また、ホワイトニングは歯の色を変えることができ、審美性を向上させます。
汚れがついていると効果がきちんと発揮できないので、ホワイトニングの前には、クリーニングを行います。