歯がない状態でも、入れ歯は嫌だな〜と思って治療をしない人や、部分入れ歯で作ったけどなくてもなんとかなるし、面倒くさい、違和感があってやだ…と思ってつけなくなってしまう人が結構な割合でいます。
それをずっと続けてしまうと、お口に中にとってとても良くないことが起こってしまうのです。
それは、歯は常に少しずつ動こうとしているため、入れ歯をいれなければ歯が移動してしまい、噛み合わせが狂ってしまうのです。
噛み合わせが狂うことによって、たくさんのデメリットが出てきてしまいます。
体のバランスが取りにくい、力を入れにくい、踏ん張れない。他には、肩こりや頭痛が起こってしまう場合があります。
それ以外にもしっかり噛みきることができず、そのまま体の中に入ってしまうことにより消化機能に負担が出てきてしまったり、悪いことだらけです。
そのためにも、入れ歯を入れるとなったらしっかり入れておかなければなりません。
入れ歯を入れないと起こりうることや入れ歯の種類、手入れの方法についてもう少し詳しくお話ししていきたいと思います。
入れ歯を入れない、歯が抜けたままにしてしまうと、お口、それから全身にとって良くないことが起こってしまいます。
歯は常に少しずつ動こうとしていて、基本的には真ん中の方に動こうとしています。
それでも動かないのは両隣の歯があるからです。
その両隣の歯がなくなってしまうと、わりと簡単に移動してしまいます。
それから、上下の歯も、噛み合う相手がなくなってしまうと、反対側に動いて(伸びて)しまいます。
そのため、入れ歯をいれなければ噛み合わせが狂ってしまうのです。
噛み合わせが狂うことによって、たくさんのデメリットが出てきてしまいます。
まず、噛み合わせによって体のバランスが保たれていて、力を入れる時や、踏ん張る時に歯をしっかり噛み合わせることによってその力が発揮されます。
噛み合わせが悪くなると、しっかり力を入れることができないのです。
それから、噛み合わせが悪くなることによって、肩こりや頭痛が起こってしまう場合があります。
これは噛み合わせが悪くなってしまうと体のバランスが悪くなり、それを補うために他の部分が頑張るので、最終的に肩や頭にきてしまうのです。
他にもしっかり噛みきることができず、そのまま体の中に入ってしまうことによって消化機能に負担が出てきてしまうなど、悪いことだらけです。
ですが、入れ歯は、最初とても違和感があります。
それは、口の中はとても敏感だからです。
例えば髪の毛1本が口の中に入るととても気になりますよね。その1本を指で持ってみると全然気にならないと思います。
それほどまでに敏感な口の中、入れ歯のような大きいものが入ったら違和感が出るのは当たり前ですよね。
しかもお口の中の形は人それぞれなので、入れ歯は口の中の形に合わせて作っていきます。
ですが、口の中はとても過酷な環境です。熱いものが入ってきたり、冷たいものが入ってきたり。そして噛み合わせる力もとても強く、約50㎏前後の力がかかっていると言われています。
歯医者でカチカチと噛み合わせて合わせても、その時の力は普段の食事中とは全然違うもので、動きももっと複雑に動きます。
従って、自分の口に合った入れ歯を作るのには、歯科医院で調整し、普段使ってみて痛みが出るところをまた歯科医院で調整するのを繰り返します。
そして合ったものを使って慣れていくのです。
そのため、使いにくいからとすぐ使わなくなってしまうと、せっかく作ったものが慣れることなく終わってしまいます。
また、その時は合っていて使っていたものでも何年も使っていると形が合わなくなることがあります。
それは入れ歯が徐々にすれ減っているためと、口の中の形も変わっていっているためです。
それなので、入れ歯が合わなくなってきたら修理や作り直す必要があります。
次回は入れ歯の種類、自費と保険の違いについて説明します。