みなさんは、むし歯を作らないために気をつけていることはありますか?
できることなら、むし歯は作りたくないですよね。
今回は、むし歯にならないための予防と対策についてお話しします。
まずは、むし歯の原因についてみていきましょう。
むし歯とは、むし歯の原因菌が産み出す酸によって歯が溶かされる病気です。
むし歯の原因菌は糖質を栄養とするので、みなさんが食べたお食事に含まれる糖質が多いほど、活発に活動することができます。
糖質がおくちの中に存在しなければ、むし歯菌は活動することができません。
しかし、まったく糖質を摂らないわけにはいかないですよね。
そこで、「食べたら歯を磨く」という方法で糖質を取り除く必要がでてきます。
では、「磨く」とは、実際にどのようなことをする必要があるのでしょうか。
「歯をピカピカに磨く」という表現もよく使いますよね。
たしかに、ツルツルに磨けている綺麗な歯は、ピカピカしています。
でも、むし歯ができやすい部分はもっと隠れた部分なのです。
お部屋の掃除を想像してみてください。
埃が溜まりやすいのは、家具と家具の間や、壁沿いの床だったりしませんか?
これは、掃除道具が届きにくく、毎日そこまで掃除できていないことが原因です。
おくちの中でも、同じようなことがいえます。
歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境には、歯ブラシが届きにくく汚れが溜まりやすくなっています。
歯は、家具のように移動してお掃除することはできませんよね。
ですから、デンタルフロスや歯間ブラシといった、隙間をお掃除できるような道具を使っていく必要があるのです。
ハブラシやデンタルフロス、歯間ブラシといった道具には、使い方のコツがあります。
一人ひとりおくちの中の状況や環境は違いますので、みんなが同じような磨きかたをすればいい、というわけではありません。
どんなものが自分にあっているのか気になる方は、一度歯科検診で相談してみましょう。
歯科医院では、むし歯治療だけでなくむし歯予防にも力を入れています。
ご希望があれば、むし歯予防効果のあるフッ素を塗布することもできますし、定期的な来院での専門的なケアをするだけでなく、おうちでのセルフケアの方法も教わることができますよ。
歯磨きは毎日のことですから、正しいブラッシングを身につけて、しっかりとしたむし歯予防をしていきましょう!