基本的には抜いたあとブリッジにすることは可能です。
ただ、たまにブリッジにするのが難しい、または適用できない場合もあります。
それは両隣の支える歯が健康な歯ではなかったり、歯周病が進行している場合です。
ものを食べるときはとても強い力で歯は噛み合っています。
しかも夜寝ているとき、無意識に歯ぎしりやくいしばりをしている人は、昼間の10倍の力がかかるとも言われています。
それを、1本歯が抜けることによって3本分の歯を2本の歯で支えるわけです。
例えば虫歯が大きかったり、歯周病が進んでいたりするとその噛み合わせの強さに耐えられず、その両隣の土台となる歯もダメになってしまう場合もあります。
また、抜いた歯の本数が多ければ多いほど、残っている歯の負担は大きくなるため、ブリッジも難しくなってきます。
ブリッジが難しい場合は保険治療だと選択肢は部分入れ歯のみとなり、自費診療の場合は部分入れ歯かインプラントを選ぶことができます。
ですが、インプラントも歯周病が進行してしまっていると外科処置が複雑になってしまったり、インプラント自体できない場合があります。
この問題についてはそのお口の中の状況によってしまうので、担当の先生に相談することが必要です。
厳しい状態の中で無理に治療してもすぐ使えなくなってしまったり、余計にお口の中の状態を悪化させてしまう場合があるので注意しましょう。
ブリッジがどういったものか、理解できたでしょうか。
デメリットもたくさんありますが、歯を抜いたまま放置してしまうとしてしまうと歯が動いてきたり、噛み合わせがくるってしまったり、後々になっていろいろな問題が出てきてさらに治すのが大変になってしまいます。
そのままにはしないようにしましょう。
ブリッジにしただけで両隣の歯の寿命は減ってしまうので、それ以上悪くしないためにも定期的に歯科医院に検診に行き、メインテナンスをしていきましょう。
また、残念ながら歯科医院によってはまだ残せる歯でも抜いてしまうところも少なからずあります。
親知らず以外は簡単に抜いてはいけません。
もし少しでも疑問や不安に思った場合はセカンドオピニオンの制度を利用して、他の先生にも意見を聞いてみましょう。
そしてこれ以上抜く歯が増えないためにもブラッシングはもちろん、食生活や生活週間にも気をつけていきましょう。